舞子と舞人

それは舞い散る桜のように


 自分のためのメモという側面の強い記述ですので、多少説明口調も交えながらも、ほぼ自分向けです。


 ですので、そこは違うんじゃ?、という部分があれば、ぜひ教えて欲しいと思います。言葉遣いが、自分用なのでちょっと変ですが、ご勘弁を。




 (前回に書いた通り、[それ散る]は前編という側面を持っている?関係で、作中で謎が残ったままENDを迎えてしまいます。
 その為、ゲーム+小説をコンプして尚、確信を得られなかった部分については、推測…つまり、私個人の解釈で補完して説明してありますので、ご了承下さい)


 ストーリーに深く関わる話なんだけれど…んまぁ、数年前の作品だし、ネタバレ大丈夫かな。まぁ注意も↓で出してるし、良いか。


 ようは、ヒロイン達を攻略していく過程で、少しずつ明らかになっていく物語のバックストーリー的な部分ですね。




 この↓はネタバレを多く含むので注意。念の為







 作品を通じて私は、この作品は…『一人で居る事の孤独さと、誰かと共に居る事の幸せさ』というテーマ *1 を感じました。
 まあ、ヒロイン毎にテーマが違うと思いますが、全体的に感じたことって意味で。


 さて内容は…あれだ、舞子は主人公の実の母親ではない。しかも、連れ子とかそう言うのでも無い
説明するには、舞人の秘密を話さなければならない。


 実は主人公は人間では無く、桜の精なのだ。


 …では昔の話をしよう。


 子供の姿で年を取らない孤独な桜の精である主人公と、普通の少女の舞子は、ふとしたキッカケで交友関係を持つ。友達のようでいて、家族のような、とても強い関係。


 そんな関係を続けながらも、もちろん舞子は成長し、愛する男性と籍を入れ、子供も授かる。
そうして数年、ある時に舞子は事故?か何かで夫と子供を同時に失う。


 そして、一人で居る事の寂しさを自分に教えてくれた舞子の事を、主人公はとても大切に思っているんだけれど、その舞子が最愛の二人を失って、しかも一人ぼっちになった事を知る。


 それを知った主人公は傍に居てやりたい、と強く思う。そこで、半ば他の桜の精達(桜花や朝陽)を捨てる形で、舞子の元へ行ってしまう。


 舞子と共に居る事を決意し、失った子供の代わりになる。
その亡くなった子供の名が舞人で、主人公はその名を貰い…舞子の息子として、共に生きる事にした。


 その時に精から人間に?なった為、年を取る様になり…それ以前の記憶も失くす。そこから息子として過ごして数年後。高校2年生になった頃が、この作品のスタート。ゲーム内の時間的には、そこからゲームが始まる。


 作中の最後辺りで、自分を孤独から解放してくれた舞子の事を、”何より”大切に思っている節があって、実はヒロインより深い…っていう部分も(笑


 まあ、愛の種類が違うんでしょうが。



 ともかく、こんな感じが、↑で言ったテーマを感じさせるあたりです。
ある意味この二人が主役というストーリー。その辺、『母親』ってのはしっくり来ますね。


 さて…個人的なメモをここまで読んで下さった方、ありがとうございました。それ散るをやった方で、
この文章を読み、私が感じたテーマを、同じ様に感じ取って頂けたなら幸いです。

*1:私個人の解釈です